九州視察"世界遺産の島 屋久島"
今日は朝早く起きて、鹿児島の「みやまつつじ」の群生地を視察後、鹿児島空港に向かい、屋久島へ向かいました。
まず驚いたのは、屋久島空港の古さというか小ささというか、今まで行ったどの空港よりも整備が遅れている感じを受けました。年間30万人以上が訪れる観光地だとは思えない感じでした。(ちなみに屋久島の人口は1万5千人で人口の20倍の人が観光に来ている計算になります!)驚いたのが飛行機に預けた荷物の受け渡し場所ですがこんな感じなのです。
もっと、観光というものをメインにしているのなら整備が必要だと思いました。(あの古びた雰囲気が良いという人はまれだと思います。お土産を売る場所もほとんどありませんし、もっと経済効果を考えることも必要だと思いました。)
そこからすぐ昼食会場に向かったのですが、視察で時間がびっちりの状況であったので、昼食時間も30分しかとれない状況でした。で、そのメニューに驚きました(写真参照)。トビウオがそのままの形で唐揚げになっているものがメインディッシュなのです・・・。食べましたが、・・・これが名物なんですね・・・かなり辛い昼食なのでした。
屋久島での昼食。いきなりトビウオのフライでした・・・!
トビウオを食べた後、向かった場所は「屋久杉ランド」あまりにも大きい公園なので我々は30分コースの歩きました。(時間に追われていたので我々はこの一番短いコースでしたが、皇太子がお見えになった時には60分コースを歩いたそうです。)そこでは驚くほどの太さに育った杉の木が沢山あって(杉は杉でも1000年以上の樹齢でないと「屋久杉」とは言わないそうです)本当に世界遺産になる要素を十分に備えている地域だと実感しました(それと比べて知床も素晴らしいことは素晴らしいですが、世界遺産に登録をされるとなると、インパクトに欠ける感が否めませんでした。これから指定に向けて知床でユネスコ関係者の現地視察がありますが、それまでに知床でPRする点をさらに精査しなければなりません!)
屋久杉ランドの紀元杉の前で!(この杉は紀元前からあるのです!ちなみに樹齢8000年という杉もあるとのこと!!)
その後、環境省の「屋久島世界遺産センター」、「屋久島環境文化村センター」に行きました。どれも、行政が屋久島をPRする施設であり、観光に来た方に本当に多くの屋久島に関する情報を行政と島が連動して発信をしている印象を受けました(これはこれで素晴らしいのですが、しかし、商売というか、経済効果が上がるような商店や施設があまりないというのにも驚きました。あまり観光地化したくないという思いがあるのかもしれないと思ったのですが、実はそういう訳でもないそうで、屋久島の資源と経済の発展という両方をまだ上手に考えることが出来ていない段階なのだと感じました)。「文化村センター」が閉館になる17時を過ぎても視察をしているというハードなスケジュールでしたが、ようやく一日が終わり、ホテルに入りました。(入ったホテルも驚きました。良い・悪いでは無く、泊まったことが無いタイプのホテルでした(写真参照)。民宿というかアパートのような部屋でした。死ぬほど貧乏だった大学時代を思い出さずにはいられない部屋でした!!
これが屋久島のホテルの部屋です。雰囲気は伝わりますでしょうか(笑)?
屋久島の夕日です。あまりにも綺麗だったので撮影しました。
屋久島には屋久猿が沢山いますので、このような標識がありました。珍しいので撮ってしまいました。北海道なら「鹿」とか「熊」ですよね!
夜になって、この時期にウミガメが砂浜に上陸して「産卵」をしているということだったので、それを見学に行き(写真を撮っても良いと言われましたが、ウミガメに悪くて写真は撮りませんでした)改めて、屋久島の自然の奥深さに感激をしました。
飛行機で背広をきて屋久島に向かったのは、我々の視察団だけで非常に浮いていました。しかも一泊で帰ってしまうと言うことで、プライベートでもっとゆっくり見ないと本当に屋久島が世界遺産に登録された意味が分からないとも思いましたので、近い内にもう一度視察に来たいと思いました。これで視察は終わり、明日の朝一の飛行機で北海道に帰りますが、非常に有意義な視察でありました。