丸井今井の経営再建の方針で考えたこと
今日は東京に来ています。僕は「東京は人の住む場所ではない」と思っています。湿度は高いし、人は多いし、うるさいし・・・絶対に東京には住みたくないですね・・・。
さて今日、北海道の丸井今井の経営再建の方針が出ました!それによると10月23日に苫小牧と小樽の店舗の閉鎖が決定しました。苫小牧は人口も伸 びていて、撤退は意外でしたが、都市部の空洞化等の問題で採算が合わなかったのでしょう。でも、この2店舗の閉鎖は2都市にとって大きな打撃であると言え ます。
両店で合わせて250人いる社員の190人が解雇されるわけで、これらの方の雇用を考えると同時に、地元経済への影響を最小限に食い止める努力を道も両市もしなければなりません。
デパートという販売形態は地方では苦戦をしています。北海道の主要都市の「地場の老舗デパート」はことごとくなくなっています。十勝の「藤丸」はいまだ「善戦」をしていますが、その経営も決して楽なものではないと思います。
苫小牧に目を向けますと、この「丸井今井」が撤退を決めた反面、最近ジャスコが進出を果たしています。これっていったい北海道にとってどうなので しょう?確かに「ジャスコ」も企業努力をして顧客の獲得に努めているので、苫小牧にも進出してきたのです。この点は、苦戦している地元の販売店も見習うべ き点は多々あるでしょう。
でも、地元の販売店に取って代わって、全て本州が本社の量販店ばかりが北海道で商売を始めたら、この北海道にとって大きなマイナスになるのは間違 いないでしょう!やはり我々は「地元企業を利用した方が、我々の利益になる」ことをもっと理解するべきではないかと思うのです。
丸井今井は札幌本社の本道企業です。その企業の店舗閉鎖のニュースを見てずっとそんなことを考えていました。