ロシアの声明に遺憾の意
今日は、僕が所属する「北方領土特別委員会」がありました。委員会の始まる前に新聞で知ったのですが、何とロシアが「北方領土」はレアメタル(希少金属)など資源の宝庫だとの声明を出しました。
これは以前から言われていたことですが、プーチン大統領が来日を控えたこの時期にこのような声明をだすのは、日本の「北方領土返還要求」を牽制する意味合いがあると思うのです。
この件に関し、「ロシア天然資源省」は現在、極東資源開発の長期計画を策定中し近く政府に提出するそうであるが、何故日本の領土に関して「資源開発の長期計画」を策定すると言っているのか?これは「返したくない・返す気はない」と言っているのと一緒ではないかと思うのです。
僕が不満なのは「北方領土」は日本の領土で北海道なのです。このニュースが入った段階で何故北海道のトップである知事が「遺憾の意」を表さないのか不思議でなりません。
人の国の土地を不法占領しておきながら「天然資源の宝庫」なんていうのは、余計なお世話というか、ロシアには関係ないことなのです。しかも長期計画策定などという馬鹿げた計画に対して断固とした態度を日本も北海道も取る必要があると思っているのです。
僕は北海道議会議員として「北方領土対策特別委員会」に所属をしています。その委員会が北海道にあると言うことは、北海道は本気で「北方領土問題」に関して取り組むという意志の現れのはずです。それなのに、こういう不謹慎な動きや発言がロシア側からあっても、北海道は何の意志表示もしないというのは問題であり、僕などは「本気で問題解決に取り組む気があるの?」と思ってしまうのです。(北海道は、「この問題は外交問題なので北海道や知事は見解を出さない」というのですが、そんなことを言うなら外交問題を扱う「北方領土の委員会」そのものが意味のないものなのでは?と思います。外交問題に沢山意見を言う「東京の石原知事」なんてとんでもない知事であると思っているのでしょうかね??)
今後、このようなロシアの動きに北海道がどのように対応していくのかしっかりと見続けようと思いますし、それが僕の仕事だと改めて強く思ったのです。