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マスコミには「期待」をしているのです。

2005 年 4 月 30 日(土)23:42 | 日記 | No Comments |

 マスコミに関しての僕の意見には多くのメールを頂きました。ありがとうございます。僕はマスコミが嫌いであのようなことを書いているのだと思っているとしたら誤解ですので書かせていただきますが、僕は本当にマスコミには「期待」をしているのです。

 素晴らしいマスコミがあればそれだけ我々の生活も潤い、情報にも恵まれ人生や生活において大変プラスになるものだと思っています。でも今のマスコ ミを見ていると、その期待とは裏腹に「本当に必要な情報を流しているのか?」とか「姿勢・態度はおかしくはないか?」とか思ってしまうのです。

 僕はマスコミとはある事柄・事件等において「質の高い情報」を「公平な立場」で視聴者に伝えるものだと思っています。視聴者が「必要としてる情 報」を流すことは当然です。しかしその一方で、そのためには「個人のプライバシーを無視しても許されるのだ」という奢りが報道関係者にあるような気がして ならないのです。

 「質の高い情報」・・・僕は朝のニュース番組を見ていていつも思うのですが、何で日本のテレビって、訳の分からないタレントや作家が「重大ニュース」にコメントをしているのでしょう?こんな国はほかにあるのでしょうかね?

 「公平な立場」・・・泥棒にも三分の理と言います。いくら泥棒でも100%完全に悪いとは言い切れない部分があるかもしれないという事です。しか し、今のマスコミは白か黒をはっきり決めて報道しようとしているような気がします。そしていったん「黒」に傾くと、完膚無きまでに「黒」を責め立てます。 「三分の理」などということは全く考えていないようです。まるで「マスコミは人を裁けるんだ」と言わんばかりに攻撃を繰り返しましが、もっと公平な立場で の報道が必要ではないでしょうか?今回のJRの脱線事故ですが、事故が起きた要因は「世界一過密で正確なダイヤ運行」のような事が言われていて、「ミスを 犯した運転手に課した罰が運転手にプレッシャーを与え、それが問題だ!」などと、避難の矛先は訳の分からない方向に向かっています。行き過ぎた懲罰は問題 かもしれません。それはしっかりと検証しなければならないとは思いますが、しかし、仕事上問題を犯した従業員が程度の差はあれ「罰やペナルティー」を受け るのは僕は当然ではないかと思うのです。世界一正確なダイヤは素晴らしいことだとも思うのです。JRは企業です。乗客の安全を考えながら利益を追求するの は当然で、正確なダイヤも利用者の利便性を考えたら、企業として目指すのは当然だと思うのです。僕は今回の事件における「攻撃の矛先」はとんちんかんだと 思っています。

「必要としている情報」・・・あるマスコミが、今回の事故を起こした運転手の家のインターホンを押し(この時点ではまだ運転手の死亡が確認されてい ませんでした)「今のお気持ちは?」と聞いていてびっくりしました。お母さんが「今は勘弁してください」と言っているのに執拗にインターホンを押しお父さ んからもコメントを取ろうとしていました。本当にびっくりしました。こんな情報を視聴者が欲しいと思っているのでしょうか?生死がまだ分からない、そして 自分の息子が今回の事故の運転をしていたという状況で極限の精神状態に置かれているだろう両親の家に行ってインターホン越しに「お気持ちは?」と聞ける神 経を疑いますし、取材をさせる会社にも、それを全国ネットにニュースに流す神経も疑ってしまうのです。

 マスコミに関してはまだまだ言いたいことはたくさんありますが、僕は本当にマスコミに期待をしているのです。お笑い番組があっても何でも良いのですが、こと「ニュース報道」に関しては、マスコミの本来あるべき姿をもう一度考えて報道をして欲しいと思っています。
追伸 今日、大変お世話になってる方の御子息の結婚式に出席をしました。トップバッターで来賓挨拶をしたのですが、本当に結婚式の挨拶は難しいですね・・。終わってほっとしてます!!

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