ホタテの視察!
今日は議会が休会なのですが、僕はホタテの視察に行きました。
現在、噴火湾ではホタテの被害が広がっています。どのような被害かというと八雲の方では「ホヤ」の一種の「ザラボヤ」が、虻田の方では「フジツボ」等が、ホタテに付いて成長し、ホタテ漁に甚大な被害を与えているのです。
(写真右)これがザラボヤです。ホタテよりも大きく成長をしているものが、何個も一個のホタテに付いています。白く見えるところが「ホタテの貝殻」です。このザラボヤは酸性の生物で、触ると炎症を起こすらしく、僕としては気絶するくらい気持ちの悪い生き物でした。
このザラボヤやフジツボは、昨年から噴火湾で発生し、今年は爆発的に繁殖をしたのですが、その原因はまだ特定できていません。地球温暖化も影響をしているのかもしれません。
また、「この問題は一筋縄ではいかないな・・・」と現地の漁業組合の方の話を聞いて感じました。というのも、例えばホタテの売り上げが多い組合では、重たいザラボヤを少しでも沖で捨てたいようですが、ホタテの売り上げ高の比率が低い組合では、漁業に影響が出るという理由で、ホタテにザラボヤを付けた状態で陸上げすることを主張しているようです。
しかし、いずれにしてもこの地域の産業の一つであるホタテ漁に「ザラボヤ」や「フジツボ」が深刻な影響を与えているのは間違いありませんので、道議会議員として何が出来るのか真剣に考える必要がありそうです。
(写真上)マスコミ各社を引き連れての視察となりました。テレビカメラも2台入りました。
追伸 一昨日のブログに書き忘れましたが、現在、北海道道が調査をしている「バスの定期の中途解約の問題」について、道が公共交通機関に照会をしても良いという「承諾書」を、道に提出してくれない方が多数いることが道の担当部からの報告で解りました。
正直に「不正をしていました」と認めた方は僕は立派だと思っています。この方々をどうこうしようとはさらさら思いません。問題なのは「自分は不正受給はしてないが、承諾書は出したくない。」という方々なのです。この方々は、「道民の方の税金で月11万円以上の手当てをもらい、加えてバスの定期代までもらいながら職業訓練を受けることが出来た」ということを忘れているのではないでしょうか。
不正受給していないと主張するのであれば「すぐに承諾書を出せば良いのに」と思うのは、僕だけではないはずです。
2009年09月30日(水) 07:18
一概にザラボヤ騒ぎを感じておりますが、噴火湾でもホタテだけじゃない漁業もあります。
漁業者は、この様な付着物や災害に備えるべく目的貯金等を積み立てております。
各HPをみても資金対策等の話をしてますが、機器設備等の資金にたいしては上記の貯金を
活用し、借財をなくしないと大変かと思われる。
償還に追われて、税金等の滞納も多いといわれております。
単純に噴火湾のほたて業者は恵まれすぎと思われる。
ちなみに道議員先生はもう少し勉強したほうがいいと思う。
仮に漁船漁業の単価安・不漁とくに10月からのスケソ漁の状況の方が私は気になる。
2009年10月02日(金) 17:56
噴火湾ザラ さんへ
コメントありがとうございます。噴火湾の中でさえ色々な意見があるのですから、噴火湾以外の地域のことも考えた場合には、「噴火湾のホタテの業者だけ、特別扱いするのはおかしい」という意見も出てくると思っています。そのような考えで、このブログに「一筋縄ではいかない」という文言を書かせていただきました。
今後は、例えば「積み立てプラス」の見直しも必要だと思っていますし、燃油にしても農業への支援とは違うことから基金制度を作りたいと思っています。多くの政策を見直しながら、道内の漁業をどのように応援していくのかを根本から考える必要あると思っています。
貴重なご意見ありがとうございました。