チベットの問題に対して
近頃の北海道は本当に暖かいですね。一昨日の札幌の最高気温は18.5℃だったようです。今年の冬は、帯広と札幌は例年に比べ降雪量も異常に少なく、帯広の家の雪かきは2度だけでした。こんなことは初めてです。これも「地球温暖化」の影響なんでしょうかね。
さて、北京オリンピックの聖火リレーは大変なことになっていますね。世界各国で妨害活動にあっています。僕は「聖火リレーを暴力で阻止しようとするのは行過ぎでは・・・」と思うのですが、今なお中国に弾圧されている多くのチベットの方々のことを考えるとその考えは「甘い」のかもしれません。
さて、日本政府はこの中国の蛮行をどのように考えているのでしょうか。なんら考え方を示そうとしません。中国という国は自国の都合だけで、半世紀以上もチベットを翻弄し続け、多くの命を奪い、弾圧を繰り返してきました。中国政府は千年以上の歴史をもつ、チベットの人々にとってもっとも大切な「チベット仏教」を政府のコントロール下に置こうとしているのです。チベットの宗教や文化が中国によって世の中から抹殺されようとしているのですから、チベットの人々が怒るのは当然なのです。
何故、日本政府は何も言わないでしょう。中国から理不尽な弾圧を受けている地域があっても、何も言わない方が良いと考えているとしたら大問題です。そもそも中国は、オリンピックを開催するに相応しい国ではなかったのです。自国の都合しか考えず、どんなことでもする国が中国という国なのです。我が国に対しても、例えば輸入餃子の農薬混入問題では「中国で農薬が入るはずがない」と平気で主張し、東シナ海のガス油田では日本の国境内の天然資源までも盗掘する国なのです。我々はどこまで中国に馬鹿にされ続けなければならないのでしょう。
私は、正々堂々と中国に正論で文句を言うべきだと思っています。オリンピック出場を目指して頑張って来られた方には本当に申し訳ないとは思いますが、北京オリンピック不参加というカードも日本政府の対応の一つのカードとすべきだと思っています。日本という国の考え方をもっとしっかりと発信して欲しいと思っているのは僕だけなのでしょうか。
写真 「この写真なに?」と思っていますよね?これはJR札幌駅の近くで見かけた写真です。この写真は昭和38年に撮られた札幌駅周辺の写真で、昭和38年は僕の生まれた年なのです。僕が生まれた時、札幌の人口は70万人しかいなかったと知って非常に驚きました。