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カジノ構想について!

2009 年 12 月 18 日(金)23:59 | 日記 | No Comments |

 今日の新聞に、亀井金融相が「沖縄にカジノを作ったら良いのでは」と発言したという記事が載っていました。更に、亀井大臣はその構想を既に総理大臣に進言し、総理もまんざらでもない反応だったという報道までありました。

 ということで、今日のブログは「カジノ構想」について書きます。

 僕は、“ブログ”を今までに1215回書いてきましたが、「カジノ構想」に関することは一回も書いていませんでした。これは自分でもかなり意外でした。

 というのは、「カジノ構想」に関しては、札幌や小樽、夕張などでその実現に向けた運動が起こっているのも知っており、自分でもカジノについて勉強をしていたからです。更に、僕は所属をしていませんが“道議会”には“カジノ議員連盟”がありますし、僕も「カジノ構想」について「道庁職員」と意見交換をしたことがあるからです。

 しかし、僕がブログに書かなかったのは「自分は亀井大臣とは対照的に“カジノ構想”に対しては一貫して“否定的な立場”を取り続けてきたからだ」と、自分なりに推測をしています。

 当初、僕も「夕張のような地域で“カジノ”を作ることが出来れば、その地域が再生するかもしれない」という淡い期待を持っていました。しかし「カジノ」を調べれば調べるほど、「非常に難しいビジネス」であることを知ったのです。

 書きたいことは沢山ありますが、ここでは3点について書くことにします。

 まず1点目ですが、カジノは“セキュリティー”1つとっても「莫大な経費」が必要だということです。残念ながら陸続きの「北海道」は立地場所として適しているとは言えないのです。また、カジノを行う為には“社会資本整備等への莫大な税金の投入”も必要になりますが、その部分の回収すら難しいと僕は考えています。それは現在、世界的に有名な「モナコ」ですら、殆んど黒字を出せていない現状から見ても明らかなのです。

 2点目は、「カジノが博打(ばくち)である」という「マイナス面」もしっかりと考慮をすべきだと考えています。治安の問題や青少年に与える影響も考慮する必要があるはずです。北海道や沖縄はただでさえ「学力が低い」地域であるのに、こんな産業を誘致して良いのでしょうか。「金儲けさえ出来れば、それで良いのか」と、僕なんかは考えてしまうのです。

 3点目は、政治と官僚と民間企業の癒着の問題があります。もし、カジノ構想が現実のものになれば「莫大なお金」が動くのですから、この点については最大限の注意を払う必要があるはずです。しかし、不思議なことに「カジノ構想」の議論を行う際、「巨額のお金がどの産業に流れ、どのように動くのか」等について検証されたことは一度もないのです。僕はそのことに対して強い疑念を持っているのです。

 いずれにしても、この亀井大臣の発言・・・、思いつきのような印象がありますが、実は「したたかな計算」があるのかもしれません。

 「旨い話には裏がある」・・・、これは「政治の世界では常識である」と思って、まず間違いはないと思いますよ。

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