オリンピックが開会!
ついに北京オリンピックが始まりました。昨日の開会式もまさに「国の威信をかける」という、中国の凄まじい執念を感じました。開会式は素晴らしい内容だったことは認めますが、チベットやウイグル地区の問題、報道規制や今までの中国の日本に対する言動を考えると、この国がオリンピックをやるに相応しい国なのかと考えてしまいます。
我々日本人は、中国が「民主主義国家」ではない「共産党一党の独裁国家」であることを再認識をすべきです。
「オリンピックを政治的に利用してはならない」と、胡錦涛国家主席が発言をしていましたが、僕はこれほど一国に「利用」されようとしているオリンピックは無かったと思うのです。
僕はずっと・・・
僕は日本の外交の不甲斐なさを、このブログにちょくちょく書いてきましたが、日本が中国に媚びへつらう必要は無いと思っています。
今回「北京オリンピック」が中国で開催されるというのは、日本の外交にとって大きなチャンスだったのではないでしょうか。中国はこの「オリンピック」を、国の結束や国際社会における躍進の起爆剤に利用しようとしているのです。オリンピックの成功は国にとっての命題であるのですから、日本はこれを逆手にとって、一つでも問題を解決すべきだったのではないでしょうか。
しかし、オリンピック開会前に行われた福田首相と胡錦涛主席による会合(毒入り中国産餃子の議題が中心だったはずです)でも、日本側から「怒り」も「遺憾の意」の欠片も感じ取ることはできませんでした。僕はあの会合の映像を見せられて、日本政府の不甲斐なさに開いた口が塞がりませんでした。
日本選手団には本当に頑張ってもらいたいと思っていますが、今回のオリンピックに関しては、日本政府に対しても中国に対しても思うところが沢山ありますね。