ふるさと銀河線存続への熱い活動
結構ばたばたとした一日でした!で、今は札幌におります(もう、午前0時を過ぎているので厳密には29日なのですが・・・)。
今日、札幌で「走れ ふるさと銀河線」というフォーラムがあったのです。このフォーラムは、昨日の廃止決定前から企画されていたものでふるさと銀河線の存続のために今回奔走したグループが主催でした。僕の知り合いの大学生もこの活動に積極的に参加をしています。
結果として昨日「廃止」が決まりはしましたが、あの素晴らしい「地域を想う熱意」に敬意を表し、「ふるさと銀河線存続」の熱い民間の運動の最後を 見届けたいと思ったこと、そしてこの素晴らしい団体のメンバーが今後どのようにこの問題に携わっていくのかを見たいと思ったこと・・多くの理由から出席を しました。(僕も、このグループから何度か陳情を受け、自分なりの「アドバイス」や「考え」を伝えたり「関わり」は持っていましたし、出来る限りの範囲で バックアップもしましたので、結果がどうであれこの団体の「着地点」を見なければならないと言う責任も発生をしていました。)
感想から言うと、正直すこしがっかりした「フォーラム」でした。民主党の代議士の冒頭のスピーチもそうですし(この代議士の話は、僕の考えている 「ふるさと銀河線」とはかけ離れた考えを持っていました。僕の考えが100%正しいとは思っていませんし、別にそれはそれで良いのですが、あまりにも一方 的に「北海道と知事」を批判するというのは納得がいきませんでした。民主党の道議会議員はこの沿線の存続に全員が「賛成」なのか?存続派と廃止派のどちら が多いのか?と質問をしたくなりました)。そして、その後の活動の総括も「北海道」や「知事」の批判が随所に見られました。
その気持も解らなくはありません。あれだけ一所懸命に活動をしたのですから廃止を決めた知事や北海道に「怒り」を覚える気持ちも分かります。しか し北海道も沿線自治体も、より良い方向性と可能性を模索しながら沿線のことを考え頑張ってきたことも事実です。確かに足りない部分もあったかもしれませ ん。でも苦労をしながら多くの方がギリギリの判断をし続け、今まで「ふるさと銀河線」のことを考えて来た歴史もあるのです。そういう事実を考えてあげるこ とも大切ではないでしょうか?そして、自分たちの活動をもっと冷静に「分析」することも大切なのではと思うのです。
廃止は決定してしまったのです。この事実は動かすことが出来ません。北海道や知事を非難していても何も物事は始まりません。廃止が決まり沿線町村 がどんなことに直面し、それをどのように民間パワーで解決していくのか?ということをもっと前向きに考えて欲しいと僕は思っているのです。この決着に不満 を持つのは解るのですが、政治的に「反高橋」というイデオロギーの話にして欲しくないのです。あれだけの素晴らしい「ふるさと銀河線沿線を想う気持」を前 向きな気持に切り替えて次につなげて欲しいと僕は願っています。僕は今回の民間の活動は、そのぐらい素晴らしい活動だったと信じているのです。
「ふるさと銀河線存続」に向けて本当に頑張って来られた多くの方のご努力は必ず北海道の明るい未来のために繋がると信じていますし、是非繋げて頂きたいと思っています。
昨日「廃止」が決定し、流石に出席者は少なかったのですが、出席者数なんて関係ないのです。「地域を想う気持」で「ふるさと銀河線の廃止」が決まっても尚、フォーラムを行いたいという気持が大切なのだと僕は思っています。