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この度の地震での危機管理について

2004 年 10 月 25 日(月)23:32 | 日記 | No Comments |

 今日は東京に出てきています。さて新潟での大地震ですが、「平成16年新潟中越地震」と命名されました。地震への命名は「平成15年十勝沖地震」以来ということです。昨年「十勝」に大地震があったのに本当に昔のような気がします。

 さて、昨日の日記にも書きましたが、予想通り、この地震に対する政府(首相)の対応に非難が出ています。その内容ですが、『地震が起きて連絡を受けてからも「東京国際映画祭」のセレモニーに出席を続け、官邸へ1時間以上も帰らなかった』というものです。

 マスコミの非難ももっともな気がしますが、近頃のマスコミは何だか「あら探し」ばかりしているような気がしてなりません。確かに1時間は長い時間放置しているように感じるかも知れませんが、各国の名士が来ている「東京国際映画祭」での首相としての挨拶も重要であり、その時点では地震でどれくらいの被害が出るかなんていうのは解らない事で(後から被害状況が解ってからあれこれ騒ぎ立てることは出来ますが・・・)、首相をかばうわけではないのですが、迷いながら「映画祭」に出席した気持も解るのです。(それなら、朝日系列の一社だけ、地震の起こった夜「ドラマ」を放映していましたが、その会社には、「首相を批判する前にマスコミの社会に対する役割をどう捉えているのか?」と聞いて見たいものです。)マスコミはこれからも騒ぐと思いますが、「どうでも良いことを騒いでいるな」と判断する方も多くいると思いますがそうでない方もいると思い本当に「本質論」ではない議論が起きないか不安に思っています。


 僕が問題に思うのは、「食料が不足している(3万食も!)」。トイレにも困り、毛布もなく寒さをしのげないでいる」等々の「現時点の問題点」なのです。

 例えばイベントを行うときには簡易トイレをいくつも設置しますが何故被災地にそのことを想定して早急に運んでいないのか?(県同士の連携はどうなっているのか?)地震が発生して24時間以上経つのに、3万食の食料が足りないとはどういうことか?沢山の疑問があります!

 地震発生から何時間経ったらやっと最低限のライフラインを確保できるというのでしょうか?たしかに想定して行動をしたら無駄が生じるかも知れません。もしかしたら簡易トイレは必要ないかもしれない。必要以上の食料を用意してしまうかもしれない。でもそれを想定して迅速に対応していくのが「危機管理」なのであり、その専門家が雁首(がんくび)を揃えて何をもたもたしているのだと僕は思ってしまいます。(現在はただ「自衛隊」のお世話になっているという感じしか受けません)。

 もっともっと、国会や政府、自治体そして我々政治家も「国民の安全」というものをしっかりと考えていく必要があると強く感じました。

追進 この大地震のことで、国会において「政治とお金」の問題や「郵政民営化」等の大切な問題がおざなりにならないようにしてもらいたいと思っています。

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