おかしな手当や優遇措置はどうするべきか
今日は、ずっと道議会で意見交換が続きました。道職員の給与の問題、諸手当の件、公宅の問題、分限処分について、等々の話し合いがありました。
わかった方もいるかもしれませんが、今日僕が北海道側と話し合った内容は「道職員の経費削減」についてです。
これから北海道は財政立て直しのために2年間で1900億円の支出の削減をしなければなりません。1900億円ですよ!1900億円!!それがで きなければ、北海道は赤字再建団体へ文句なく転落するのです。この削減のために、いろいろな事業がカットされます。公共工事も、福祉関係もありとあらゆる ものをカットしていかなければならないのですが、この支出の削減によって北海道の多くの民間企業や道民が苦しみを味わうことになりますが避けて通れない道 です。
それらならば、道民への支出をカットする前に、道庁として道職員としてカットできる手当やなくしても良いような「優遇措置」を全てなくす努力をし なければなりません。道民だけにその負担を押しつけるのは問題だと思いしますし、そんなことは道民が黙っていないと思うのです。
例えば先ほど書いた「分限処分」。これって何?って思っている方もいるでしょうね。公務員は身分が保障されていて、絶対クビにならないと思ってい る人もいるのですが、そうではないのです。これは地方公務員法27条の制度なのですが、以下の条件合致する場合には免職になることもあるのです!
一 勤務実績が良くない場合
二 心身の故障のため、職務の遂行に支障があり、又はこれに堪えない場合
三 前二号に規定する場合の外、その職に必要な適格性を欠く場合
四 職制若しくは定数の改廃又は予算の減少により廃職又は過員を生じた場合
これって、民間では当然ですよね?でもこの有効な制度をほとんど役所は使わないのです。ようやくこの「分限」によって職員に「退職勧告」を行い職 員にやめてもらうように積極的にこの制度を活用していくという「県」が出てきました。僕ももっと道民の立場に立って、不必要な職員はどんどん辞めてもらう ようにすべきだと考えているのです。
職員にはおかしな手当や優遇措置がたくさんあります。これに手を付けないでどうやって財政立て直しなんてできるのでしょう?道議会議員だって道職員だって、自分の保身はかり考えてきれい事ばかり言っていても、何にもできないと僕は思っています。
追伸 夜は経済部と勉強会を行いました。僕が政策審議委員会の「経済部担当」ということで司会をしました。