おかしな公益法人!
今日、帯広は良い天気でしたね・・・。大正のメークイン祭りから僕の一日がスタートしました!今日も結構忙しかったです。
さて、本日は、先日(9月21日)のブログ「公益法人の公益とは」の続きを書くことにします。
僕がおかしいと思っている公益法人は、北海道にはまだまだ沢山あるのです。公益法人は営利目的の団体ではないにも拘らず必要以上に利益を上げている団体も多数ありますし、「出来るだけ多くのお金を役所からもらうことが団体の目的になっているのではないか」・・・と首を傾げたくなるような公益法人もあります。何百億円、何十億円という驚くほどの内部留保を抱えている団体もあれば、呆れる程の役員報酬を支払っている法人もあります。「道職員の退職後の受け皿の公益法人では」と思ってしまうような団体も多数ありますし、北海道の倒産(赤字債権団体)のきっかけを作ってしまうかもしれない「危険な公益法人」もあるのです。これらの団体は「公益のための団体」ではなく、「自分達のための団体」もしくは「公損のための団体」なのです。
さらに「何故、この公益法人が利益を独占できる仕組みになっているんだ」と不思議なものもありますし、歴史的な役割を終えているのに「延命」に必死な法人もあります。「何をしているのかよく解らない」団体もあれば、団体が本来やるべきことをせずに全く別のことをやっている不思議な団体もあります。これらの不思議な公益法人もしっかりとチェックをしなければなりません。
実は本年度から、北海道では「縦割り行政の弊害を無くし、指導監督の効率化を図り、さらには行財政改革のスピードを加速させる為」に一つのセクションで一括して「公益法人」の指導・監督をすることにしたのですが、現段階においてこのセクションが「公益法人」の実態や活動内容についてしっかりと把握をしているのかについては、僕は懐疑的な見方をしているのです。というのは、このセクションから「〇〇という団体の〇〇は不適切であった」というような報告が今まで一つも無いからであり、これは僕にとっては非常に不思議なことだからです。
万が一、このセクションが「国の公益法人の見直しで全ての団体が『ふるい』にかけられるのだから、道として能動的にチェックする必要は無い」などと考えているのであれば大きな間違いです。高橋知事は昨年の10月3日の記者会見で「我々の公益法人に対する指導というものも、あらためて必要に応じ強化することも必要かなと思っております」と発言をしていますが(平成20年10月3日高橋知事記者会見→参照)、このセクションは自らの判断で公益法人をチェックし、本当に指導を強化をしてきたのでしょうか。
また、本来であれば「天下りの廃止」や「税金の無駄使いの根絶」が民主党のマニフェストの柱なのですから、道議会においても民主党が中心となって積極的に質問をすべきだと僕は思うのです。しかし、不思議なことに「民主党の道議が公益法人に対して突っ込んだ質問をした」という記憶が僕には無いのです。何故なのでしょうね。
しかし、いずれにしても僕は「道議会議員は公益法人をしっかりチェックし続けなければならない」と思っています。現在、国において「公益法人の見直し」が行われていますが、それとは別の次元で道議会において公益法人をチェックする必要があるのです。
【追伸】
自民党の総裁選、全く盛り上がっていませんね・・・。しかし僕のところには候補者の一人である「河野太郎さんを応援する会」から封書が来てびっくりしています。地方議員全員にこれを出しているんでしょうか。ただ、僕と河野さんの思想は全く違いますし、河野さんのお父さんに至っては「僕にとって最も理解し難い衆議院議員の一人」ですので、僕は既に別の方に投票をしてしまったのです。僕が誰に入れたのかはここでは伏せることにします。