「帯広の大学設置」について
今日はなんだかんだ、ばたばたと慌ただしい日でした(といってもなかなか平穏な日は無いのですが・・・)。
さて、今日の十勝毎日新聞に「帯広の大学設置」に関する記事が出ていましたね。私も道議会議員になる前に、「大学設置」に関して活動をしていたことがあります。また、帯広市の大学設置の期成会のメンバーだったこともあり(帯広市の会議室で会議に出席していました)、この問題を以前から真剣に考えていました。
では、今「帯広に大学はいるのか?いらないのか?」が大きな問題になります。大学があるということのメリットは、多くの若者が帯広に来て経済効果も期待できる、研究により地域が活性化する、産学官の連携が期待できる、帯広を日本に発信できる、等々があると思います。それに対しデメリットですが、帯広市はどれくらいの負担しなければならないのか?支出に対しどれだけのメリットがあるのか?人気の大学を作れるのか?定員割れ等の問題が起こらないか?等々も考えなければなりません。
また大学を創るとしてどういう形態の大学か?つまり、市立か道立か?私大を誘致するのか?今ある短大学を4年制にするのか?等々の議論、また設置する学部や規模等の問題もあります。
僕は、道議会議員として今までこのホームページでの姿勢(帯広市の問題・案件に関して私見は述べない)を貫きますが、この大学の議論をするにあたって明らかに欠如している議論があると思うのです。
設置に賛成の人もいれば反対の人もいる。どちらの言い分も正しいと思うのです。これだけ「混沌」とした案件も珍しいと思いますし、結局「正解」も「不正解」もないのです。何故、正解も不正解もないのか?それは、これだけ大きな問題である「大学設置の問題」を議論をする時に「帯広・十勝を今後どのような地域にしていくのか?」というビジョンが無いまま議論をしてしまっているからではないでしょうか?そのビジョンがあってはじめて「将来このような十勝・帯広を創っていく。だから(こういう形態の)大学が必要(不必要)だ!」という結論が出るのではないでしょうか?
追伸 今日は僕の事務所所長の奥さんのお通夜がありました。やはり、自分に近い人が亡くなるというのは辛いですね。心からご冥福を祈ります。