「危機管理」という概念
昨日はクリスマスイブでしたが、本当に自分にはクリスマスが来たのだろうか?という感じで今日を迎えました・・・。
今日は札幌に来ています。で、少し時間があったので、街を歩いたのですが、本当に人が多くてびっくりしました。多分今日が土曜日で、昨日のイブよりも今日に力を入れているカップルが多いのか、街はカップルでごった返しておりました。
駅から札幌のマンションに向かうのに、デパートの「大丸」の一階を使って近道をすることがあるのですが、例えば大丸の一階に入っている貴金属の「ティファニー」なんて溢れんばかりのカップルで埋め尽くされていました。不景気ですが、やはりこう言うことにはお金を使うのですね・・・。
さて、今日、国防に関する新しいニュースが入ってきました。それは政府が他国からの弾道ミサイル攻撃に備え、即時に警報を市町村に直接発令できる新たな情報伝達システムを2005年度から整備するとのことです。「何を今更・・・・」と思ってしまうのは僕だけでしょうか?北朝鮮ではテポドンの2号がいつでも発射可能な状況にあるというアメリカからの情報を入手して慌ててそれに対抗する策を打ち出したと思うのです。
しかし、みなさん。もう、毎日が「驚くような事件ばっかり」で記憶の彼方に忘れ去られたかもしれませんが、テポドン1号が日本海に打ち込まれた事件があったのが1998年です。あれから6年経って、しかも北朝鮮と多くのもめ事があったにもかかわらず、アメリカからの情報(日本は「危なっかしい隣の国」の情報もアメリカに教えてもらっているのも驚きですが・・・)で慌てて、今頃、警報システムを整備するなんて・・・。国にとって何が大切かという「優先順序」を間違えているような気がするのです。これじゃ、新築の家を建てたけど、ドアを付け忘れたみたいなものではないですか・・・。日本の危機管理能力の低さに愕然としました。
でも、この政策に関しても、反対を唱える方が出てくるのでしょうね!(多分、「そのような軍事に関するものにお金を使うのは、日本を軍国主義にしようとする、第一歩だ!」という主張をする人も出てくるでしょう。「平和・平和」と訴えている人に「では、警察官が持っている拳銃をやめさせますか?家に鍵はかけませんか?」と一度聴いてみたいですね・・。おかしな人(国)は絶対にいるのです。言葉や常識が通用しない犯罪者が出現する可能性を誰も否定出来ないのです。善良な市民が人質でとられているときに、拳銃を使うときもありますよね?それがわかっていてどうして、「自衛隊は不必要」なのか僕には理解できないのです。まさに我が国の隣に「常識が通用しないおかしな国」があるのです。もっと我々は「危機管理」という概念を持たなければならないのではないでしょうか?