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「ゴネ得」を助長するマスコミって?

2008 年 10 月 17 日(金)22:58 | 日記 | No Comments |

 今日、「大阪府による高速道路建設の行政代執行」ニュースを見ました。

 昨日、大阪府が「行政代執行」を行ったというのですが、報道をされた内容を簡単に要約すると「高速道路の建設予定地に保育園の園児の畑があって、もう少しで芋などを収穫できるというのに、『収穫までもう少し待ってくれ』と懇願する親や、泣いてしまった園児を排除して、大阪府が園児の畑をぐちゃぐちゃにして、建設の準備を始めた」という報道でした。

 これを一方的に見た視聴者は「行政はなんてことをするんだ!もう少し待ってあげればよいのに・・・子供の夢を壊すのか!」と思うのでしょうが、このようなニュースをこのように短絡的に受け取って欲しくないのです。それは、多くの国民がこんな報道に踊らされたら、世の中は大変なことになってしまうと思うからです。

 例えば、ほとんどの地域住民が「ここに道路があればよい」と考えているのに、一軒の家だけが立ち退かないで反対をしている場合、裁判所が道路建設の是非を判断します。「道路が必要である」という結論が出ると、代わりに行政がその土地から住民を排除することができるのですが(行政代執行)、この高速道路の建設も同じことなのです。

 裁判所ですら、何年も前から「道路は必要だ」と認めているにも拘らず、保育園はずっと前から立ち退きを要求されていたのに、ずっと居座り続けていたのです。

 なんで保育園や保護者はそのような場所を「子供達の農園」にしたのでしょう。子供達をダシにして、反対運動を続けようとしていたのではないでしょうか。代執行が行われる日を知っていたのであれば、なぜそれまでに子供達がせっかく作った「農作物の収穫」を行わなかったでしょうか。僕は、子供達の夢を壊したのは「保育園や保護者」であり、責められるべきは彼らだと僕は思うのです。子供までダシ出しに使って、社会資本整備に反対をする「ごく一部の人達の活動」を応援するような報道が続けば、都市計画は全く進まなくなってしまうでしょう。

 皆さんはどう思いますか?

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